会場は4班の阿部さんのサロン(クローバー)をお借りして午後9時から始まりました。
10人程度の受講生が実習に励み、武蔵均講師を中心とした講師陣とマンツーマンで学べるという贅沢な講習会でした。
顔ぶれを見ると、フローラ西船で行われたニューヘアー講習会にも足を運んでいる受講生も見られましたが、見るのとやるのでは大分違うらしく、ジグザグスライスやブロッキングに結構手こずっている様子でした。
カット効率のいいスキ鋏でほとんどブラントにカットし、すくい刈りなども交えて切り進めていくのですが、パートによって長さが異なる為、スムーズにいかず時間ギリギリでカットまでを終え一日目が終了しました。
二日目はロッドとアイロン2パターン2グループに分かれてパーマをかけ、カラーリングをし、セットして終了の予定です。
パーマ、アイロンともにトップからフロントへ、フォワードとバックと交互に巻いていきます。パーマの場合はつけ巻きで毛先を逃がしぎみに巻き、アイロンの場合は毛先をあまり入れないように注意します。
パーマはクリープパーマを行うので、1液を一回流してからMCM系のリンス処理をした後2液をつけます。
アイロンでは、一回巻いたところにウィービングを入れ、引き出した毛束にもう一度アイロンを入れていきます。こうする事により、締まった部分とゆるい部分とのメリハリが出て、仕上がりが良くなってきます。
今回はこの一手間が重要で、仕上がりを見るとなるほどとうなずけました。流し終わった後を見比べると、ロッドはナチュラルで、アイロンは少しシャープな印象を受けました。
カラーリングは、ベースカラーに8レベルのベージュ系を入れ、ウィービングで上下二つに分けた上の毛束に12レベルのピンク系、下の毛束に6レベルのアッシュ系のカラーを入れます。
ハイライトとローライトが交互に入る事で立体感が生まれより動きが表現されます。
さて皆さんの仕上がりですが、苦労して作ったスタイルを感慨深げな表情で眺めている受講生がほとんどだったかと思います。
今回の講習は、皆さんのサロンワークにいろんな意味で勉強となった講習会だったと思います。