講習会

FRIC夜間講習会

7月25日(水)、8月1日(水)と二回に分けて、FRICでは2013全理連ニューヘアー"JIG"の夜間実習講習会を行いました。

 

会場は4班の阿部さんのサロン(クローバー)をお借りして午後9時から始まりました。

10人程度の受講生が実習に励み、武蔵均講師を中心とした講師陣とマンツーマンで学べるという贅沢な講習会でした。

顔ぶれを見ると、フローラ西船で行われたニューヘアー講習会にも足を運んでいる受講生も見られましたが、見るのとやるのでは大分違うらしく、ジグザグスライスやブロッキングに結構手こずっている様子でした。

 

カット効率のいいスキ鋏でほとんどブラントにカットし、すくい刈りなども交えて切り進めていくのですが、パートによって長さが異なる為、スムーズにいかず時間ギリギリでカットまでを終え一日目が終了しました。

 

二日目はロッドとアイロン2パターン2グループに分かれてパーマをかけ、カラーリングをし、セットして終了の予定です。

 

パーマ、アイロンともにトップからフロントへ、フォワードとバックと交互に巻いていきます。パーマの場合はつけ巻きで毛先を逃がしぎみに巻き、アイロンの場合は毛先をあまり入れないように注意します。

 

パーマはクリープパーマを行うので、1液を一回流してからMCM系のリンス処理をした後2液をつけます。

アイロンでは、一回巻いたところにウィービングを入れ、引き出した毛束にもう一度アイロンを入れていきます。こうする事により、締まった部分とゆるい部分とのメリハリが出て、仕上がりが良くなってきます。

今回はこの一手間が重要で、仕上がりを見るとなるほどとうなずけました。流し終わった後を見比べると、ロッドはナチュラルで、アイロンは少しシャープな印象を受けました。

 

カラーリングは、ベースカラーに8レベルのベージュ系を入れ、ウィービングで上下二つに分けた上の毛束に12レベルのピンク系、下の毛束に6レベルのアッシュ系のカラーを入れます。

ハイライトとローライトが交互に入る事で立体感が生まれより動きが表現されます。

 

さて皆さんの仕上がりですが、苦労して作ったスタイルを感慨深げな表情で眺めている受講生がほとんどだったかと思います。

今回の講習は、皆さんのサロンワークにいろんな意味で勉強となった講習会だったと思います。

続きを読む≫ 2012/09/06 19:48:06

訪問福祉理容

理容業の訪問(出張)理容活動および営業は古くからおこなわれています。

 

これからの超高齢化社会において、訪問福祉理容がもっと必要とされる時代がすぐそこまできています。

 

訪問理容をおこなう理容師自身もさまざまなケースに対応できるよう、これからもっと研究していく必要性があります。

現場でお客様や介護者の方の手を煩わせないよう器具・その他持ち物をしっかりと準備していくようにこころがけましょう。

 

接客態度

訪問理容をおこなう理容師は基本的な接客態度を学んでいます。

訪問福祉理容お客様を特別扱いせずに加齢や障がいを正しく理解し対応する。

訪問福祉理容「何をしたいのか」「どのようにしたいのか」介助者ではなく本人の意思を大切にし、に直接聞く。

訪問福祉理容腕時計や名札、ネクタイピン、指輪等誤って傷をつける可能性のあるものを身に着けない。

訪問福祉理容お客様と同じ目線で見るように意識し、感じるようにする。

 

衛生措置

お客様は感染リスクの高い方が多く、衛生確保を心がけましょう。

訪問福祉理容清潔な作業着を着用。

訪問福祉理容消毒済みの器具を持参、使用する。

訪問福祉理容顔面作業時はマスクを使用。

訪問福祉理容技術者が感染症に罹患した場合は接客・施術をおこなわない。

 

 

講師 全理連中央講師・訪問福祉理容研究室 大桃祐一講師・大桃ゆかり講師

続きを読む≫ 2012/07/24 14:13:24